分ける、束ねる(2;アッパーブランドを分ける)

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 百貨店には、いろいろなブランドが有ります。その中でも、ミドルアッパーと言われるゾーンについて、考えてみましょう。

 ミドルアッパーブランドとは、百貨店立地に多く出店し、顧客購買で一定割合以上を占めているブランドですね。オンワード樫山、ワールド(フィールズインターナショナル)、三陽商会などで幾つかの例を見ることができます。

 嘗て(80年代以降~2010年ごろ)は、このブランド群は、稼ぎ頭でした。お客様のニーズは、”品種×ほどよいトレンド感”であり、デザインではBASIC型のシェアが高くSPAビジネスモデルが最も発揮されたのです。

 そして現在、ミドルアッパーブランドの多くは、

 ★購買客層の高齢化

 ★過去踏襲のデザイン

 ★消化率の低下

に苦しんでいます。百貨店に平場が有った時、”そこよりも価格が上”でアッパーと呼ばれましたが、各種の情報が飛び交う中で、何がアッパー?と見られるようです

 これらの活性化には、「素材差別化」「魅せ筋商品のシェアアップ」などが有り、実際例も増えています。

 しかし、それが評価される場合は、「どんなお客様の願望を満たすか?」に焦点が有っている場合が多いと感じます。つまり、商材から入るのではなく、顧客の生活スタイルから入る、ということが重要という意味です。

 このゾーンの商品は、相対的には安価なものではないです。だからこそ、「その1点は、私に何をしてくれるの?」の疑問に応える、そうしないと、多くを経験している方々が「また買おう!」という流れにならない、と私は考えます。

 

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