分ける、束ねる(4;ラグジュアリーブランドⅠ)

Hans / Pixabay

 ブランドは、その出自や対象マーケットにより、幾つかの分類が有ることを第一回目で説明しました。

 今回はその中でも、ラグジュアリーブランドと呼ばれる、最も高端に位置する部分を対象として考えてみましょう。

 よく議論となるのは、ラグジュアリーブランドの定義ですね。

長年にわたる、こだわりの有るモノづくり体制、それに伴う高端価格。

製品、販売場所の希少性

(販売場所は世界各拠点であり、流通手段を完全掌握)。

★他のブランドと明らかに違うと、周囲から認識される。

★結果として、人々の心の中に生まれる”強烈な印象”

このような視点が含まれるのではないでしょうか?

(日経ビジネス20121203 ブルガリグループ Mバーグ氏 談より)

なぜ、これを整理したか?と言えば、「長年の商売の歴史だけでは、ラグジュアリーではない」ことは明確にするべきと、私が考えるからです。

日本にも、尊敬すべき歴史を持つモノづくりの老舗があります。そこから、「なぜ日本発の高級世界ブランドが生まれないか?」という議論が出ます。

しかし、どうでしょう。

「販売拠点が世界各地に有る⇒ある生活を嗜好する各地の方々に認められる」

「流通手段の完全掌握」

「製品、広告、販売、アフターサービスなどの明らかな独自性」

これらについては、実現していないのが現実と考えます。

いろいろな現実を混同せず、また、都合が悪い部分を隠さず、分類を幾つか持って、ブランドを議論することは、結果的に自らの定義の価値を上げることになると、私は考えます。

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